仕事柄、取材・撮影で現地を歩いてまわることが多々あります。
実際に足を運んでみなければわからないこと、気づかないことがたくさんあり、
その労力と時間は惜しまないように、という心掛けを常に持ちたいものですが、
なんせ、歳が歳なもんで、かなりしんどい時もあります。
そんな中、今回はいま旬の堺市・百舌鳥古墳群を歩いてみました。
堺の古墳といえば仁徳天皇陵が有名すぎて、その他の古墳は影が薄いのが現状。
というわけで、今回は、日頃あまり注目されていない古墳を中心にめぐることに。
南海「中百舌鳥駅」からスタート、仁徳天皇陵をゴールにするコースです。
「定の山古墳」
いまは区画整理とかで公園になっています。
なので古墳のまわりを歩いたり、登ったり、誰でも自由。
住宅街にあるので、わかりにくいです。
「ニサンザイ古墳」
こちらはうって変わって、見るからに古墳っぽいです。
そこそこ大きい。
「ドンチャ山古墳」
明らかに踏み荒らされている感じで、
古墳には見えないですが、古墳だそうです。
「善右ヱ門山古墳」
もはや、どこが古墳なのか判別できません。
「いたすけ古墳」
タヌキが棲みつく古墳として有名。
残念ながら、この日はお目にかかれませんでした。
「グワショウ坊古墳」
大仙公園の中にあります。
意識して探さないと通り過ぎてしまいます。たぶん。
公園の中に古墳があることを知らない人も多いのでは。
「仁徳天皇陵古墳」
やっぱり格が違うというか、荘厳というか。
ここだけ警備員さんも居ますしね。
ただ、上空からの写真を見慣れているせいか、
ちょっと期待はずれな感じを抱く方も多いようです。
そんな方は、是非、仁徳天皇陵古墳の周りを
徒歩で一周してみてはいかがでしょうか。
輪郭はわかりませんが、大きさは体感できます。
そして、それなりの覚悟が必要です。
ちなみに、私は3年前に歩いて一周しました。
「仁徳天皇陵古墳前の花壇」
ハニワさんたちに囲まれて、お花たちも嬉しそうですね。
以上、すべての古墳はめぐれませんでしたが、
また機会があれば、訪ねてみます。古市のほうもありますし。
というわけで、
気温35度の猛暑の中、約3時間半の古墳めぐりでした。
興味のある方は、涼しくなってから行かれることをおすすめします。
「南海・世界遺産ラッピング電車」