立春を過ぎて、やっと冬らしい気候になってきましたね。
雪山に行きたいのですが、しばらく遠ざかっております。
仕方ないので、少し前の思い出を引っ張り出します。
理解ある家族のおかげで、ここ数年正月休みは山で過ごさせてもらってます。
去年は八ヶ岳の赤岳(2,899m)に登ってきました。
アクセスが良く、正月営業している小屋があることから、冬山の入門にもよく選ばれるエリアです。
厳冬期は美しく生え揃った針葉樹林や、真っ白な雪の鎧をまとった岩が見事です。
張り切って夜のうちに高速を移動していると、初雪をくらって荒れた天候になってしまいます。
夜明け前の外気が寒くて温度計を見ると、ほとんど山の上と変わらない-9℃を指していました。
稜線では風速20mとか普通に吹くので、体感温度はさらに冷えるでしょう。
早朝の登山口にはTV番組のロケが来ていて、芸人の東野幸治さんを見かけました。
「東野登山隊」なる番組だそうです。
シーズでは、東野さん出演の番組宣伝ポスターを製作させていただいたことがあり、撮影で快くポーズに応じてくれたことを、ふと思い出しました↓↓↓↓
序盤は一般登山者と一緒に歩いていたけど、東野隊は途中から大型のオフロードカーに荷物を積み込み、勢いよく走り去って行きました…
そこから緩い登りを経てたどり着く、赤岳鉱泉は冬季も営業している人気の小屋です。
この時期はアイスクライミング用につくられた、名物『アイスキャンディ』を登りに来る人が増えます。
東野隊もこれがお目当てだったようです。
見たかったけど混んでたらイヤだなと思い、そっちには行かず地蔵尾根を登ります。
澄み切った青空を期待して来たところ、真っ白なホワイトアウト続きで残念でしたが、稜線に出ると晴れ間が出てきました。
見えるはずの富士山は望めませんでしたが、その代わりガスの切れ目から力強く差しこむ、太陽がとても印象的でした。
この日は頂上直下の、赤岳天望荘に泊めてもらいました。
ここも山小屋の常識を超える、ホスピタリティあふれる宿です。
料理は2食ともビュッフェスタイルで、生ハムと赤ワインの振る舞いが嬉しかったです。
正月らしく、こたつでみかんと日本酒もいただきました。
翌朝は天気の回復をゆっくり待ってから、横岳まで縦走して下山しました。
八ヶ岳は春と夏と、今回で3回目です。
山小屋がとても充実しているエリアなので、次は秋に家族で訪れようかな。