前回の記事に書いたUnderdocs(アンダーグラウンドなロックドキュメンタリー特集上映)が、シネマート心斎橋で9/11から10/1まで開催されました。私は計8回(7本)見てきましたが、めちゃ楽しかった!!面白かった!!次回の開催も期待!!
一番楽しみにしていたDon’t Break Down: A Film About Jawbreakerは、期待以上の素晴らしい心を打つものでした。「バンドを組んで続けることの甘さと苦みが、悲しいくらい溢れ出している」(©伏見瞬氏、「映画秘宝」11月号)
解散以来11年ぶりに3人が集まるのですが、その気まずい雰囲気がなんとも言えない。映画ではメンバー間のわだかまり(「なんでお前だけ」というねたみも)、メジャーvsインディーズの周囲の反応などが赤裸々に綴られます。このドキュメンタリーが撮影されてまた10年経てから再結成するわけですが、それだけいろいろな葛藤を乗り越えるための時間が必要だったのでしょう。(とは言え、ほんまに大丈夫なん?とちょっと心配ではある。)
個人的には録音エンジニアのあのスティーブ・アルビニが(こちらの勝手な想像と違って)おもろいおっさんだったのがツボ。
他に見たもの:
Here to Be Heard: The Story of the Slits
Filmage: The Story of Descendents/All
Joan Jett: Bad Reputation
We Jam Econo: The Story of the Minutemen
Bad Brains: A Band in DC
Desolation Center
見たかったが時間の都合で見られなかったもの:
American Hardcore
End of the Century
L7: Pretend We’re Dead
ところで、パンフや字幕で気になったものがありました。
1. JawbreakerのBlake Schwarzenbachは「シュヴァルツェンバッハ」ではなく「シュワルツェンバック」、Adam Pfahlerは「プファーラー」ではなく「ファーラー」が正解。
2. Minutemenのメンバーがインタビューの締めの言葉として”We jam econo”とバンドのモットーを答えるのですが、字幕は「経済を混乱させる」となっていました。なんでやねん。「俺たちはDIYで金かけずに音楽をやる」の意味なのですが。