昨年5月頃アメリカのバイデン大統領から「手紙」が来ました。
正確には、最初に米国財務省から小切手が1枚ぺろ〜んと、母宛に。額面1400ドル。他に説明文は何もなし。よく見るとEconomic Impact Paymentと書いてある。どうやら米国政府の新型コロナ対策給付金ではありませんか。
母はアメリカから年金をもらっている※のですが、「コロナ給付金ももらえるんかいな?!アメリカ太っ腹やな〜!」と喜んだのも束の間、銀行で確認すると、どうやら換金できなさそう。
米国内国歳入庁IRSのウェブサイトで改めて確認すると、受給資格があるのは米国市民権を持つ者か、外国人であっても米国在住者 resident alien かのようです。母は nonresident alien なので該当しませんでした。(日本に住んでいても米国市民権があれば資格はあります。)
な〜〜んだ…。
ま、よく考えるとそりゃそうだわな。いくらアメリカが太っ腹でも、そこまで太っ腹ちゃうわな。
どうやらスピード重視という米国政府の考えがあるようで。とりあえず年金受給者みんなにも小切手送っちゃえ、細かいことは後で対処すれば良いやん、みたいな。さすがアメリカ、大雑把やな。
すると今度はIRSからThe White House バイデン大統領の署名入りの手紙が届きました。
「米国民のみなさん、American Rescue Planで約束したとおり、コロナ対策給付金の小切手を発行したよ。まだ届いていなかったら問い合わせてね」
おいおい、雑やな〜。また同じ間違いしているやん。
この大統領からの手紙がなかなか熱く、心に訴えるものがありました。「みんなで力を合わせれば出来ないことは何もない。みんなでこの危機乗り越えよう!」
When I took office, I promised the American people that help was on the way. The American Rescue Plan makes good on that promise.
This has been a long, hard time for our nation. But I believe brighter days are ahead. We are on the path to vaccinating the nation. Our economy is on the mend. And our children will be back in school. I truly believe there is nothing we can’t do as a nation, as long as we do it together.
英語と日本語の違いを感じます。
IRSのサイトにあるとおり、小切手にはVOID(無効)と書き、返却理由を一言添えてIRSに送り返しましたよ。
※米国にかつて住んでいて社会保障税を納めていたら日本人でも年金はもらえます。このような人は日本に約7万人いるそうです。
Letter from Americaと言えば…
The Proclaimers “Letter from America”
I just love their Scottish accent! I wish I had one.