予定がポッカリ空いた休みに、謎の巨石を見てきました。
姫路城の近くにある、生石神社(おうしこじんじゃ)に祀られている石の宝殿です。
昔友人のFBで見て、行きたかったのにずっと忘れてました。
日本三奇に数えられる、ミステリースポットです。
鳥居をくぐり急な階段を登ると、境内にいきなり巨石が現れます。
高さ5.7m、推定重量500トン!
現代のクレーンでも吊り上げれないでしょう。
足下には池が掘られていて、巨石がまるで水に浮いているような演出になっています。
周りも含めた巨大な一枚岩からくり抜かれていて、裏山に登って見下ろすこともできます。
人の手で削り出したにしては、あまりにでかすぎて並々ならぬ執念を感じます。
背面には突起があり、昔のブラウン管テレビみたいにも見えます。
幕末に来日したシーボルトが、スケッチを残しています。
この辺りは1700年も続く採石場で、竜山石というブランド石を産出してきました。
古墳時代に石棺のための石が奈良や大阪に運ばれたり、姫路城の石垣にも使われたそうです。
岩に近寄って見ると、手彫りの跡があります。
何年かかけて、みんなで少しずつ掘り進んでいったのでしょうか。
この巨石はいつ、誰が、何のために作ったのか未だに分かってないそうです。
どんな事情でこれが作られたか想像すると、面白いかもしれません。
時を超えて人を呼び込む、不思議な引力がある御神体です。