通りすがりに、なんとなくシャッターを切る。
どこに心惹かれたのか?
普段なら通り過ぎてしまう、よくある風景。
「ここに何が出来るのだろう?」
と、想像を膨らませる。
「どんな未来を創りたいのだろう?」
と、期待を寄せる。
それだけで、ちょっと楽しい。
都会で過ごす窮屈な日常にも、少しくらい、
そんな心のゆとりがあっていいと思う。
天にまっすぐ伸びた一筋の腕は、
何かを掴もうとしている。
地にどっしり重心を据えた足は、
ここで生きようとする決意。
そして、確かに、
この街は、変わろうとしている。
この街は、苦しみながらも生きている。
この街が、やっぱり好き。