予期せず、聖地巡礼をしてしまいました。

「巨大台風」と「巨大地震」のW注意が出た今年のお盆。
幸い影響はなかったけど、交通機関で足止めされた人は多かったと思います。

15日に地震の注意報が解除されたので、想定震源域を避けて九州を電車で南下しました。
博多から大分まで3時間もあれば行けると思ったけど、甘すぎました。

博多を朝6時過ぎに出て、久留米から先は電車がとにかく来ない…
久大本線は高い観光特急以外は、煙を吐くディーゼル車両なのです。

途中の駅で降ろされて次の電車まで45分待ち、1時間待ち、2時間待ちと続き、すごく時間と心を捧げる旅になりました。

10時にやっと辿り着いた「日田駅」でも、次は昼過ぎまで来ないと言われて愕然とします。
せっかく5年ぶりのお盆休みなのに、胃がキリキリ痛い…

そんな時目についたのが、みんなが知っているあの漫画でした。
ここは「進撃の巨人」の作者の故郷なのです。
「進撃の巨人」独特の世界観は、作者の生まれ育った場所が影響しているのでしょうか。
駅前には作中の人気キャラクターの像が凛々しく建っていました。

おかげで気分を落ち着かせて、待つことができました。

 

登山口行きのバスが出ている「豊後森駅」に着いたのが13時過ぎ。
次のバスまで1時間半あるけどもう慣れました、余裕です。

駅の近くに扇型機関庫の展示があるそうなので、また見に行きます。
展示車両は、長崎で原爆が落とされた時期には多くの被災者も運んだと、看板にありました。

ふと廃墟になっている転車台のそばを見ると、あれ?扉が立っている!

アニメ映画『すずめの戸締り』あの印象的な白い扉です。
映画の冒頭で登場する廃虚となった円形の建物の様子が、旧機関庫の扇形の建物に似ていることから聖地になったそうです。

 

結局登山口に着いたは夕方だったので、初日は温泉がある山中のキャンプ場まで。
翌日にしっかり九重連山を縦走しました。

帰りは大分駅から特急「ソニック」に乗って、新幹線で帰りました。

性に合わないけど、高いだけあって快適ですね〜

山に登りに来たのに、ほぼ鉄道の旅でしたが、久しぶりの一人旅なので良しとします。

そして関西に戻ると、今度は家族で米を探す旅に出ることになるのです。